うしろめたい mari
 おばあちゃんや定年の父からのなけなしの仕送り、ぜんぶ食べ物代になってしまってごめんなさい。食べ物をつくってくれた人、全部はいてしまってごめんなさい。吐きすぎてトイレが詰まって修理してくれた人、ごめんなさい。こんな私になってしまって、ごめんなさい。生きていてごめんなさい。
 「ごめんなさい」から逃げるため、また食べ物詰めこんでる「私」が泣いてる。

ヘルプのサイン ハートフルスタッフ
 色々なことがたまりにたまって・・・ストレスが頂点に達したとき 私は「過食嘔吐」という道を知った。食べる。食べる。食べ続ける。−−−そして嘔吐する。
 その行為のために、外に出られない。定食なんて何人前でも入る。 夜中でもコンビニに食べ物はある。食べ放題なんてもってこい。 そうやってストレスを発散する。もちろん、そんなことしたくない。だけど、それしか出来なかったんだ。
 過食嘔吐を繰り返しているうちに襲ってきた胃潰瘍。痛い。痛い。痛い。それからは拒食の道に進んだ。食べ物を口に入れることが恐い。また過食嘔吐してしまうかも・・・。また胃潰瘍になってしまうかも・・・。そう思うと水分も口に入らない。36kgになっても食べられない。立っているだけで目眩がする。
 それならば眠ろう。寝ていれば平気。もちろん平気なわけもなく、ついに点滴。食べたいものがない。お腹がすかない。栄養ドリンクで精一杯。
 今になって考えれば摂食障害は「ヘルプのサイン」。救って欲しい。逃げたい。話したい。「助けて!」という悲鳴は無意識のうちに「食事」に反映されていたかのように思う。




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