うつ病の相手



 まず、言ってはいけない事は「頑張って!」とか「俺(私)と居ても楽しくないの?」とか「明るく楽しく前向きに!」等です。「頑張って」という言葉は、恋人に限らず、家族や友人も言うべき言葉ではありません。なぜなら鬱病の人は既に頑張っているからです。それでも苦しくて、どうしようもないのに、「頑張って」と言われると追い打ちをかけられている様に感じ、「これ以上どう頑張れって言うの?」と思ってしまいます。
 それから「俺(私)と居て楽しくないの?」という言葉は、恋人がつまらなさそうにしていると感じて、本当に自分の事を好きなのかな?という不安から出てくるものでしょう。しかし、うつ状態が酷い時は、どんなに好きな事でも楽しくは感じられないものです。長く付き合えば分かるでしょうが、まず恋人を観察してみましょう。薬が効いている時と効いていない時の違いが分かると思います。薬が切れている時に、楽しそうにしろ!というのは無理な事です。そして「明るくいこううよ〜」とか、無理矢理「楽しい気分にさせるから」と遊びに誘う事も良くありません。付き合い始めは、うつ病の恋人の方から「どっか行く?」と言われる時を(うつ状態が比較的軽い時でしょうから)、待ちましょう。

 次に行動についてです。普通、恋人からドタキャンされると怒るのが当然です。しかし、うつ病の患者は、急に憂鬱感に襲われて、動くことが出来なくなる事もあります。ですから、ドタキャンされて喧嘩にならない為にも、一緒にいる時に彼女(彼)の方から「どっか行く?」と誘われるのを待ちましょう。自分から誘う時は、相手のうつ状態の程度を理解出来るようになってからにしましょう。ただし電話で「じゃあ○時に待ち合わせね」ではなく、一緒にいる時に「○○に行かない?」と誘って下さい。電話で「いいよ」と思っても、いざ時間になると薬が切れて「行けない・・・」となる事も多いからです。とにかくまずは、恋人を観察して「うつ」と「そうでない時(状態が良い時)」が分かる様になると良いですね。

 最後に「患者の心に合わせること」です。もし足の骨が折れたら、折れた部分が治るまで歩けませんよね?それと一緒です。心が病んでいるのですから、心を休息しないといけません。恋人に『大丈夫』と思わせる態度を取って下さい。




恋愛問題に戻る








SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送