幸せに生きる権利 のん
 理不尽な要求、束縛、それに反発すると容赦ない暴力、嘘と見栄、多額の借金、女性問題、あげたらきりがありませんが、DVのフルコースでした。こういう人は、同じ傾向を持ってるんですね。で、それにはまってしまう女性側も、同じパターンみたいですね。私も彼といたときに「別れたいのに踏み切れない」自分が常にいました。友人たちも、「どうして別れないの!?」と口々に言いました。自分でも分かりませんでした。
 でも、別れた今、やっと分かりました。「ああ、マインドコントロールされていたんだなあ・・・」と。その当時はもちろんそんなことは分かりませんでした。でも、どうやら恐怖を克服するための自己防衛なのでしょうね。相手から逃げられないのなら相手を正当化し、現実の矛盾から目をそらすことで、自己を保つ・・・。
 私は結局7年間我慢しつづけた、というか離れられなかったため、精神疾患に陥ってしまいました。幸か不幸か、それによって離婚が成立し、現在正常な環境で、愛する人と過ごして初めて、あの当時のことが理解できました。
 主治医に言われました。元夫のような人は、自分が中心、自分自身が ルールブックであり、その自覚が本人にはないので、相手に理解を求めても無駄なことが多い、無駄ではなくとも、ものすごく時間と労力、精神力を要すると。一番いいのは、その相手から離れることです、と。
 親も悲しませてしまいましたが、私も家族も友人も、みな離婚したことを100%祝福してくれています。私は再婚しますが相手の両親も十分理解してくれています。自分の人生を幸せに生きる権利は誰にでもあると思いますよ。

身近にあるDV いなば
 DVというのは、聞きたくない、知りたくないことだと思います。しかし、女性のうち、2人に1人は精神的暴力を受け、3人に1人は身体的暴力を受け、20人に1人は命の危険を感じるくらいの暴行をうけているといわれています。40人学級を思い浮かべてみると、10人の女性が精神的暴力を受け、そのうちの7人が身体的暴力を受け、そのうちの1人は命の危険を感じるくらいの暴行をうけている計算になります。同じ割合で加害者がいるとすると、DVがいかに身近にあるか分かるでしょう。DVなんて無縁だと、思っている人はたくさんいますが、人間の半数は、精神的暴力の加害者か被害者です。俗に『キレる』といいますが、女性に対してキレる=DVと思っていいくらいですから。
 数字では現れてこないこともあります。暴力をふるったことある人と習慣的に暴力をふるう人では質的な違いがあるのです。習慣的に暴力をふるう人には、それを可能にする『理屈』があります。ほとんどのDV男性は自分の信念に基づき、自らの暴力行為を正しいと信じてやっている『確信犯』です。DVは被害者の心と体に深い傷を残します。DVの中で育った子どもは、高い確率でDVの加害者や被害者になります。DVは性質の悪いウィルスのようなものですね。
 モラル・ハラスメントなどともいわれる、精神的暴力は、やっている人もやられている人も周囲の人も気がつかない、見えない暴力ですが、DVの根幹をなしているもので、これに気がつけるようになると、DVのいろいろなことが見えるようになってきます。DVも早期発見、早期治療すれば、予後もいいし連鎖を防ぐことにもなります。そのためにも、発見する目を養ってください。そして見つけたら、身体的暴力を止めさせようとするのではなく、精神的暴力を治そうとしてください。そのために専門家ののもとにいくことを厭わないようにしましょう。 。




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