スイッチ 橘侑里
 私の引きこもりは対人恐怖・広場恐怖から来るパニック障害と深く関わっている。スイッチが入ったのは、鬱病での初めての入院の、対人ストレスから来るものだった。入院中から既に人との接触が怖くて殆どベッドにこもっていたのだが、始終回りに他人がいる環境に耐えられず、退院後、他人が大勢闊歩している「外」に出られなくなった。とにかく怖い。こればかりは自分で行かなければならないクリニックの日の前夜ともなれば緊張で寝付けず、当日は体と心全体が激しい拒否反応を起こして結局は親に薬だけ取りに行ってもらう始末。これが1年以上は続いただろうか。ありがたいことに、家族は外出を無理強いしてくることはなかった。出られない私に代わって様々な用事を引き受けてくれた。「それくらい自分でしろ」というストレスを与えられなかったことには深く感謝している。
 引きこもりから脱出できたのは、意外な事柄からだった。染めてから1年以上経っている髪を鏡でしげしげ見ていたとき、「染め直したい」という欲求が強く出てきたのだ。そう思ったらいても立ってもいられず、あんなに怖かった外に自分から出ていた。染めた後、そのまますぐ近くの実家まで見せに行った(実家にすら行けなかったのに、だ)。染め直したのだからついでにご無沙汰の化粧をしてはどうだと姉に勧められ、翌日から暫く化粧品集めに奔走。ついでに新しい服もほしい…と動き回っている内に、逆に毎日どこかに行くのが楽しみになっていたのである。パニックの発作を起こすこともなくなっていた。
 引きこもりは唐突にスイッチが入り、唐突に切れるものだそうだ。私は「無関心だった自分」に関心を持つことでスイッチがオフになった。焦らずに、だがスイッチを切ってくれるようなものを探してみるのもいいのではないかと思う。  

どっちに転んでも 人形
 わたしは大学を2年間休学してました。閉じ篭りやってました。今は、見た目は普通です。本当は退学したかったのに、親に無理矢理在籍させられてました。4年生の時は、対人恐怖がひどくて、ひとりで外へ行けなかったので、親が校内まで付き添って、授業中も教授の許可とって、横にずっと居ました。
 でも別に、卒業してよかった、とは思ってません。しなきゃよかった、とも思ってないけど。どっちに転んでも、其れなりの道はあったなと、今は思うので。

引きこもっています 葵ソラ
 以前からもそうだったのですが、年が明けてから鬱がひどく、ほぼ毎日、部屋に引きこもったままです。昨年末、自分の引き起こしたことが原因で好きだった人にフられ、周りの友達たちもみんな離れ、一番理解してもらっていた友人とも、これ以上迷惑をかけたくない、という僕の思い込みで自ら離れてしまい、一人ぽっちになって、周りに誰も居なくなって、どうしようもなくなり毎日一人で悩んで悩んで、苦しくてしょうがないです。
 今はフリーターで、バイトも探し中なのですが、こんな調子なので「バイトしなきゃ」っていう気はあるのですが、面接に行く気にもなれず、病院にも行く気にもなれず、これから先、どうしていいか迷っています。今の状態から少しでも脱したいとは思ってるのですが、何も出来ないまま毎日が過ぎていきます。親に相談しても、「単なる自分勝手でやる気がなく怠け者なだけ」としか見てもらえず、病院へ行く必要もない、と言われたりもします。誰にも分かってもらえず、どうにもならなくて、何を信じたら良いか、これから先どうしたら良いかわからなくなっています。




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